春つ暇
 ことばと背景を置いています
 再配布と自作発言以外はおすきにどうぞ
 管理人:丹か(ねね)wavebox つぶやき







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あなたはエナメルの宇宙人みたく、青びかりの念仏をとなえる
スイミングスクールでのねごと、以上
りりしくてあまいのこわい
どろどろの楡いろのじゃむ
蜂耽る
木犀とみ骨ぼね
むめ蜜のべに青く
つやの昆虫がつめたいのにゐる
苺の花攣り
骨は憑いても青青しいの
しろい繭のあはれ
香ばしくてみじめ
臘梅は啜れどかつて懺悔をしらず
春、泥濘にくれまちすを植ゑて
ま春を怨めどよひよひの
花芒仏の骨焦がされたすて身
木いちごに春蜂
みるくいろに熟れたひたい
ばにらに耽るのまれる
お砂糖でざらざらなのして?
“わたしはあなたのうつくしさにうんざりする”

かわいくて物騒な感性で
あなたは亡びる
できそこないの肉體が
ひからびたあい嬌としにたがっている
やさしいあなたの骨がおちてきて
わたしも しにたくなっちゃった

すゑつむはながきらい
星ぼしのぎらりが牡丹の匂い
花の蕚のしたい
わたしたちほんとうに、あれから、うんと青褪めたね
ひびに蒸されたうつくしい骨にしろい
あまいの懺悔して
るる蜜といちぢくの群れ
綴じられてゆり幽か
恥ぢらいのあまいのやんなる
うねる畝るうねるちぢれてわたし獨り獣を懐ける
あなたが黴の香い
愛の暢気
青にじらされた香ばしいめめしさ
春は昏く、あなたの脊はまつかつか
薄に蜂蜜に蜀女の脊
まなぶたにちる花杏幽しの
あゝ恨みません瓔珞ゆりの仏さま

“あなたが亡霊をのぞんだからよ”
滿つれど春も然様なら つつかれたほねに花づつみ
うらなりな虫媒花 櫻のゐろもまみどりの 彫られた花の泥まみれ
火をつけたのに あなたが春の溶けた浴室からにどと浮きあがってこない

ゆめの果てにほねを引っ掛けてしまった
ぢりぢりの感かくが散りばめられて
あなたが女のようなことばをぐちゃぐちゃにして
甘いままで
あなたは擦れてもいない頬からだらだら
脊なかのすきまからだらだら

花ざくろいちぢく蜜る地獄夜る
しゃぶられた骨は痙攣して美しい
あなたは呪いを吐いてゐる
ざくろの蜜で躾けられたの
春腐り花腐りひとりばら剪つ
ねりね芳し惡霊の
病めば躑躅
みぢか夜芳る
臓腑雁金吸ひ葛
気の毒な花蘇芳
金魚と肥える女王蜂
毒々のつて
しらぬ火に椿盗むひる
薄気味惡いの、夏に化け
やがて青光り嘯く乳歯のこと
えんま蟋蟀に蜜柑をつつと垂らして
泥どろに死にもあだめく薄もみぢ
やがてわたしの青光る乳歯が
肴めいたあなたを嬲ることくらい
想像に容易かったでしょ?

奇々怪界暫く
ちょっとした殺人のあと
水泳がにがてです
わたしのオーツミルクの幼虫
“ぴかぴかのあなたのどれいだよ”
あなたにお砂糖でなぐられたい
あなたがすきなひとで
わたしはめのおくがからい
春つ余にみつれど
蜜はたらふく