あなたの香ばしい死にざま
いいから病んで
かわいい歯形のしらんぷり
しおれてまふゆめいて心中したい
なにゐろのめまいがしたの
あなたはわたしの花をたべるの
いろのないしねないひと
瞼をとぢます
その瞬かんの
酸っぱさが妙なまでにうそっぱちでした
恨めしい花のざらざら
それっていわゆる女の感性じゃないの?
部屋は真四角で
あなたは脳天がすこしとんがって
すごく心地が悪い
すごく心地が悪い
あなたただあたしのみみを噛みつくみたいににらみ刺してた
そのたびに腿にこぼされた愛のことばがぎょろぎょろして
あざやかではなやかなめまいにも似た感覚で眼球がちかちか踊った
(奇しくも化身)いまにも死ねそう 讃えて
うつくしい憑かれ
それがすごくあざやかだ
死んでしまえば
あなたが 「恋いびとたち」
やわらかい蛇口のぎんいろが滲むのをみていたい
あなた星を墜とした経験が?
あなたダイヤモンドじゃないんだって
あたししらなかったよ
その歯にまぶしたぎらぎらを
疑いもせずのみこんじゃったよ
あたし毒めいちゃったよ
あなたのほね覗いちゃったよ
尖る花の色に滲みる
或る夜る骨に刺さっちゃった
“とび散ってすきになっちゃった”
かわいそうな夜るのわたしたち
うるわしの怪奇現象のつづき
昆虫図鑑のわたしたちが
綴じられたむかしを識らないでいるみたい
なぞらないで蠢くの?
つやつやの頬ほしい
乳歯がなに角形
ね
わたしにつぼみの甘みはないので
あなたがにどとここにいてくれない